1.概要
バッテリー電圧低下検出付き大音量の機体発見ブザーです。
ブザー用電源にマイコンのソフトウェアで実現した昇圧回路により、高い電圧を発生させて大音量を得ています。
バッテリー電圧低下検出機能は解除可能です。
2.機能
・バッテリー電圧低下検出付き機体発見ブザー
3.仕様
・電源電圧 3.5〜6.0V
・消費電流 7mA/130mA(ブザーOFF時/ブザーON時)
・外形 φ31(コネクタ端子、フランジ部除く)、高さ28
・重量17.6g(コネクタ含む)
・音圧 90dB at 1m
4.回路図
5.部品表
部品番号 |
品番 |
メーカー |
備考 |
IC1 |
ATtiny45V |
ATMEL |
. |
Q1 |
RN1102 |
東芝 |
. |
Q2 |
RN1105 |
東芝 |
. |
Q3 |
2SK2159 |
NEC |
|
D1 |
RB160L-40 |
ローム |
. |
R2 |
10kΩ |
. |
. |
R3 |
10kΩ |
. |
. |
R4 |
10kΩ |
. |
. |
R5 |
22kΩ |
. |
. |
R6 |
3.3kΩ |
. |
. |
C1 |
セラミックコンデンサ 10uF/16V |
. |
. |
C2 |
アルミ電解コンデンサ 330uF/6V |
. |
. |
C3 |
アルミ電解コンデンサ 47uF/35V |
. |
. |
C4 |
セラミックコンデンサ 0.1uF/16V |
. |
. |
C5 |
セラミックコンデンサ 0.68uF/16V |
. |
. |
C6 |
セラミックコンデンサ 0.1uF/16V |
. |
. |
L1 |
インダクタ 470uH/0.1A |
. |
. |
ブザー |
EB3120A−35C150ー12V |
FDK |
. |
6.マイコン プログラムのダウンロード
本回路はマイコンを使っていますので、自作する方は、マイコンにプログラムを書き込む必要があります。
圧縮形式ですので、下記ファイルをダウンロードした後、解凍してHEXファイルにしてからマイコンへの書き込みを行って下さい。
書き込みを行う際に、プログラムメモリの0x7FF番地のローバイトに8MHzOSCキャリブレーションデータを書き込んで下さい。
ar410.zip
設定
・FUSE extended byte (11111111B)
・FUSE high byte (01111110B)
・FUSE low byte (01100010B
SELFPGNEN:1
RSTDISBL:0
DWEN:1
SPIEN:1
WDTON:1
EESAVE:1
BODLEVEL2:1
BODLEVEL1:1
BODLEVEL0:0
CKDIV8:0
CKOUT:1
SUT1:1
SUT0:0
CKSEL3:0
CKSEL2:0
CKSEL1:1
CKSEL0:0
・LOCK bit (11111111B)
LB1:1
LB2:1
7.使い方
受信機の空きチャンネルにコネクタ接続するだけで、バッテリー電圧検出付き機体発見ブザーとして機能します。
あとは送信機のスティック又はスイッチ操作(信号のパルス幅が、約1.7msec以上)でブザーを鳴らすことができます。
送信機からの信号が途絶えてもブザーが鳴りますが、受信機によっては、周囲のノイズを拾ってブザーが鳴らない場合があります。
バッテリーの電圧低下の検出電圧は約4.3Vの固定です。電源電圧が4.3V以下になるとブザーが鳴りますが、サーボが動く瞬間などの一瞬の電圧低下は検出しないように、約1秒の遅延時間を設けてあります。また、電圧低下を3秒以上検出するとブザーは電源を切るまで鳴り続けます。つまり、電圧低下検出時間が1〜3秒であれば、ブザーが鳴っても電源電圧が回復すればブザー音は停止します。
バッテリー電圧低下検出機能が不要な場合は、下の写真の矢印部分をハンダブリッジなどでショートさせることで、この機能を無効にすることが出来ます。
ブザー音は断続音ですが、鳴動条件によって断続音周期は異なり、周期の短い方から、電圧低下、信号パルス幅が約1.7msec以上、無信号 の順になっています。