AR41
バッテリー電圧低下検出付き大音量機体発見ブザー
  




1.概要
 バッテリー電圧低下検出付き大音量の機体発見ブザーです。 
 ブザー用電源にマイコンのソフトウェアで実現した昇圧回路により、高い電圧を発生させて大音量を得ています。
 バッテリー電圧低下検出機能は解除可能です。


2.機能
 ・バッテリー電圧低下検出付き機体発見ブザー


3.仕様
 ・電源電圧 3.5〜6.0V
 ・消費電流 7mA/130mA(ブザーOFF時/ブザーON時)
 ・外形 φ31(コネクタ端子、フランジ部除く)、高さ28
 ・重量17.6g(コネクタ含む)
 ・音圧 90dB at 1m


4.回路図



5.部品表
部品番号 品番 メーカー 備考
IC1 ATtiny45V ATMEL .
Q1 RN1102 東芝 .
Q2 RN1105 東芝 .
Q3  2SK2159 NEC   
D1 RB160L-40  ローム
R2 10kΩ . .
R3 10kΩ . .
R4 10kΩ . .
R5  22kΩ
R6   3.3kΩ
C1 セラミックコンデンサ 10uF/16V
C2 アルミ電解コンデンサ 330uF/6V
C3 アルミ電解コンデンサ  47uF/35V
C4 セラミックコンデンサ  0.1uF/16V . .
C5 セラミックコンデンサ   0.68uF/16V
C6  セラミックコンデンサ   0.1uF/16V
L1 インダクタ   470uH/0.1A
ブザー EB3120A−35C150ー12V  FDK


6.マイコン プログラムのダウンロード
本回路はマイコンを使っていますので、自作する方は、マイコンにプログラムを書き込む必要があります。
圧縮形式ですので、下記ファイルをダウンロードした後、解凍してHEXファイルにしてからマイコンへの書き込みを行って下さい。
書き込みを行う際に、プログラムメモリの0x7FF番地のローバイトに8MHzOSCキャリブレーションデータを書き込んで下さい。

ar410.zip

設定
・FUSE extended byte (11111111B)
・FUSE high byte (01111110B)
・FUSE low byte (01100010B

SELFPGNEN:1

RSTDISBL:0
DWEN:1
SPIEN:1
WDTON:1
EESAVE:1
BODLEVEL2:1
BODLEVEL1:1
BODLEVEL0:0

CKDIV8:0
CKOUT:1
SUT1:1
SUT0:0
CKSEL3:0
CKSEL2:0
CKSEL1:1
CKSEL0:0


・LOCK bit (11111111B)

LB1:1
LB2:1


7.使い方
 受信機の空きチャンネルにコネクタ接続するだけで、バッテリー電圧検出付き機体発見ブザーとして機能します。
あとは送信機のスティック又はスイッチ操作(信号のパルス幅が、約1.7msec以上)でブザーを鳴らすことができます。
 送信機からの信号が途絶えてもブザーが鳴りますが、受信機によっては、周囲のノイズを拾ってブザーが鳴らない場合があります。
 バッテリーの電圧低下の検出電圧は約4.3Vの固定です。電源電圧が4.3V以下になるとブザーが鳴りますが、サーボが動く瞬間などの一瞬の電圧低下は検出しないように、約1秒の遅延時間を設けてあります。また、電圧低下を3秒以上検出するとブザーは電源を切るまで鳴り続けます。つまり、電圧低下検出時間が1〜3秒であれば、ブザーが鳴っても電源電圧が回復すればブザー音は停止します。
バッテリー電圧低下検出機能が不要な場合は、下の写真の矢印部分をハンダブリッジなどでショートさせることで、この機能を無効にすることが出来ます。


ブザー音は断続音ですが、鳴動条件によって断続音周期は異なり、周期の短い方から、電圧低下、信号パルス幅が約1.7msec以上、無信号 の順になっています。