AR50

電圧低下検出付き機体発見ブザー


AR50(上)

AR50(下)

AR50(横)
1.機能
  • バッテリー電圧低下検出
  • 機体発見ブザー
2.試作品データ
  • 動作電圧 3.2〜6.1V
  • 消費電流 0.8mA/20mA(ブザーOFF時/ブザーON時) at Vcc=4.8V
  • 外形 12*21*13.5(縦*横*高さ)
  • 重量 2.9g
  • 音圧 85dB (at 10cm)
3.回路図
4.部品表
IC1: PIC12C509Aー04/SN (300円)
IC2: S−80725SN−DN(100円)
Q1 : RN1105 (20円)
Q2 : RN1102 (20円)
D1 : 1SS352 (20円)
C1 : 0.47μF/25V  2012タイプ チップコンデンサ (40円)
R1 : 5.1KΩ 2012タイプ チップ抵抗 (10円)
R2 : 13KΩ 2012タイプ チップ抵抗 (10円)
VR1 : 5KΩ ST−3型半固定抵抗 (100円)
BZ1 : TMB-05(250円)
基板 : (200円?)

( )内は、参考価格
5.プリント基板

AR50 部品面パターン

AR50 ハンダ面パターン

AR50 部品面実装図

AR50 ハンダ面実装図
6.マイコン プログラムのダウンロード
自作する場合は、マイコンにプログラムを書き込む必要があります。
右記のプログラムをダウンロードし、解凍後に書き込みを行います。

※コンフィグレーション ビットをマニュアルで設定する場合には下記のように設定して下さい。
oscillator : internal rc
watchdog timer : on
code protect : off
master clear : internal
AR50V00H.lzh
7.説明
機体発見ブザーにバッテリーの電圧低下検出機能を追加しました。
バッテリー電圧の監視は、電圧低下検出ICを利用しています。今回使用したのは、検出電圧が2.5Vのものですが、3V以下のものであれば、R1とR2の変更で適用可能です。パーツ選定の注意点として、出力形式がオープンコレクタ(又はオープンドレイン)を選ぶようにします。CMOS出力形式のものでは、抵抗で分圧する場合は、うまく動作しません。
バッテリーの種類、容量、負荷電流によって検出電圧の最適値は異なりますので、VR1によって調節出来るようにしました。回路図通りの定数で作った場合は、3.2V〜4.4Vまで可変できます。設定電圧は、高くし過ぎると、まだ十分にバッテリー残量があるのにサーボを動かすたびにブザーが鳴ってしまいます。逆に設定電圧を低くし過ぎるとバッテリー電圧低下検出をしたとたんにノーコンという危険があります。
通常の機体発見ブザーの機能は、信号パルス幅が約1.25msec以下になるとブザーが断続音で鳴るようにプログラムされています。また、信号パルスが無くなってもブザーが鳴ります。
ブザーは、5〜6Vの自励式のものなら他のものでも使用できます。
本回路はマイコンを使っていますので、プログラムをダウンロードしてマイコンへの書き込みを行って下さい。
8.使い方
VR1を回して、検出電圧の調節をしますが、最初はどのくらいにして良いか見当がつきませんので、通常はボリュームを中央付近にセットすれば良いかと思います。安全サイドに考えるなら電圧設定を高めにします。VR1は右に回すと設定電圧が高くなり、左に回すと低くなります。
あとは、受信機から出ている電源と信号線を接続するだけで、電圧検出付き機体発見ブザーとして機能します。
送信機のスティック又はスイッチ操作で、ブザーが断続音で鳴ります。信号が途切れた時にもブザーが鳴り、そのときには、断続音周期は遅くなります。
バッテリー電圧低下検出によるブザー音は、基本的に連続音ですが、実際にはサーボ動作による一時的な電圧低下を検出して鳴りますので、連続で鳴り続けることはほとんどありません。


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